2025年2月7日金曜日

「命の大切さを学ぶ教室」を実施しました。

  7日の4校時の道徳の時間を用い,講師に東串良町に在住の新原さとみさんにお越し頂いて,「命の大切さを学ぶ教室」を全校一斉に体育館で実施しました。新原さんは14年前に,福岡県北九州市のマンションで一人暮らしをしていた娘さんを,同じマンション住んでいた男に殺された犯罪被害者ご遺族です。冒頭で,「生きていればいろんなことがある。でも命があれば人生をやり直せる。」「明日は,何があるかわからない。だからこそ今日を精一杯生きる。」と話を始められました。突然やってきた娘さんとの別れ,事件当日の状況,警察からの一方,娘さんの死の受け止めや向き合い方,加害者について,娘さんへの思い,などを語ってくださいました。みんな一人一人が尊い存在であること,命を大切にすること,いろいろなことに感謝すること,加害者を作らない社会をつくっていくことなどのメッセージもいただきました。生徒たちも大変真剣に,心で聞き,中には涙しながら聞いている生徒もいたことを随行された担当者の方に聞きました。聞く態度もすばらしかったとも評価していただきました。

 まわりに思いやりの心をもち,利己的な考えや行動を謹み,みんなで楽しい生活を送っていきましょう。新原さんをはじめ,関係の皆様,本日はありがとうございました。