早いもので,今年度も最後の週となりました。3年生は,既に高校入学に向けて,手続きや準備を始めています。1,2年生も進級に向けた取組や準備は進んでいるでしょうか。それぞれ,来年度は今とは違う立場になっていきます。1年生は先輩になります。錦江中学校ではこうあるべき,中学生はこういうことができなくてはいけないと,新1年生に伝え,教える立場になります。3年生は,最高学年となり,「私たちを見なさい」と言い,「3年生を見習いなさい」と言われる立場になります。無論,それぞれやらければならない個人や生徒会のこともあります。より一層,自覚が求められます。
さて,今日は2年生の国語を見ました。「和歌のことばの響きを味わいながら,個人の思いや考えにふれよう」という学習課題を立て,見に行った際には,和歌を声を出して読んでいるところでした。どんな風に遠い昔の人々の思いを感じたのか気になるところです。海外にも詩はありますが,和歌や俳句といった芸術はありません。日本人,日本語だからこそ,生まれた文化なのだと思います。古典を学ぶ時間は,以前より少なくなっているようで,とても残念ですが,このような授業をきっかけに,日本人に脈々と流れ,引き継がれている豊かな感性にふれ,身につけて欲しいと願うところです。