2022年6月21日火曜日

ハンセン病問題について考える

 今日の6校時は,「ハンセン病問題について考える」をテーマに,全校生徒合同授業が行われました。まず,係の先生から,ハンセン病とハンセン病問題について解説がありました。コロナ禍で起こっている感染者への差別にもふれられ,「正しい情報を知り,正しく行動する」「差別や偏見はあってはならない」と何度も念を押されました。次に,法務省人権擁護局作成の「家族で考えるハンセン病問題」を視聴しました。内容は,中学1年生の生徒が友人とハンセン病療養所訪問を計画します。これに対して,母親,祖母,父親がそれぞれの立場からこの訪問への思いを話します。数日後,主人公,友人,主人公の母親が療養所を訪問し,そこにある資料館やそこで生活されている元患者の方との会話を通して,3人は様々なことを知り,そして思いを巡らし,思いを新たにするという内容でした。

 ハンセン病問題はけっして過去の問題ではなく,一部の人も問題でもありません。過去の過ちを繰り返さないために,差別や人権侵害について改めて考え,自分を見つめてみましょう。令和4年6月19日(日曜日)から6月25日(土曜日)は,本年度の鹿児島県「ハンセン病問題を正しく理解する週間」です。