3年生の体育の授業におじゃましました。体力運動能力テストの「シャトルラン」に取り組んでいました。20mの区間を往復するわけですが,回数が進んで行くにしたがって,20mを走りきらなければならない時間がどんどん短くなっていきます。「自分はこの辺で限界だな」と思いながら,見ていました。回数がすす毎に,1人2人と抜けていきます。それぞれに懸命の走りだと感じます。合図の音もどんどん感覚が短くなっていきます。苦しそうな表情,それでも走り続ける生徒,やがて走っている生徒の方が少なくなっていきます。10人になり,7人,5人,4人。走り終えた生徒から拍手や声援が飛びます。3,2人となり,その声は益々大きくなり,そして,少しでも近づいて応援しようと…。ついに1人。彼はそれでも走り続けます。しばらくして,時間に追いつかなくなり,ついに測定が終わりました。大きな拍手が体育館いっぱいに鳴り響いていました。